株式会社QPS研究所の小型SAR衛星3号機「アマテル-Ⅰ」および4号機「アマテル-II」は、2022年10月12日9時50分43秒(日本標準時)に、内之浦宇宙空間観測所からイプシロンロケット6号機により打ち上げられましたが、2/3段分離可否判断の時点で目標姿勢からずれ、地球を周回する軌道に投入できないと判断され、9時57分11秒にロケットに指令破壊信号を送出し、打上げに失敗との報告を受けました。
代表取締役社長 CEO 大西 俊輔 コメント
「この度の打上げは九州で製造された衛星を九州から打上げるという機会でもあり、福岡市内で開催されたパブリックビューイングで皆様と一緒に見守っておりました。衛星が予定通り軌道投入されなかったのは大変残念に思っております。しかし、弊社が推し進める36機の小型SAR衛星による準リアルタイムデータ提供サービスに向けては、2022年度は4機の打上げを予定していましたので、次の5、6号機に向けても歩みを止めず、取り組んでまいります。5号機はすでに公表させていただいた通り、2023年初頭にヴァージン・オービットで打上げ予定です。今回の経験が弊社にとって大切な財産になるべく、これを糧により力強い開発体制にして、皆様の生活にお役立ていただけるデータ提供サービスの実現を目指して今後も尽力して参ります。」