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<日時決定!>2023年6月13日(火)午前6:05〜 QPS-SAR 6号機「アマテル-Ⅲ」 打上げオンライン・パブリックビューイング

小型SAR衛星QPS-SAR 6号機「アマテル-Ⅲ」の打上げが2023年6月13日(火)になりましたことをお知らせいたします。SpaceX社のロケットFalcon9によって米国カリフォルニア州ヴァンデンバーグ宇宙軍基地から打上げ予定です。

この度、福岡県宇宙ビジネス研究会との共催で、Youtubeオンライン配信のパブリックビューイング(URL:https://www.youtube.com/channel/UC-CH5pUXZa1OLDeCCBS_NZQ)を実施いたします。当日は、打上げの様子とともにQPS研究所代表取締役社長 CEO大西俊輔、代表取締役副社長 COO市來敏光、そしてファウンダーの八坂哲雄より衛星プロジェクトの背景や弊社の衛星によって目指す世界、開発秘話などお話しさせていただきます。また、今回は会場に衛星開発のパートナー企業の代表者達も集まり、一緒に配信イベントを盛り上げる予定です。

早朝のイベントとなりますが、ぜひともご注目いただければ幸いです。

※ロケットの都合により打上げ日時が急遽変更になる可能性がございますので、予めご了承ください。打上げの日時変更等ございましたら、公式HP(https://i-qps.net/)のNEWS、公式twitter(@QPS_Inc)でお知らせいたします。


<パブリックビューイング詳細>

  • イベント名称:「アマテル-Ⅲ」打上げオンライン・パブリックビューイング
  • 日時:2023年6月13日(火)午前6:05〜8:00予定
  • 打上げ予定時刻:午前6:19(日本時間)
  • 主な出演者:

タレント 中島 浩二(なかじま こうじ)氏 ※進行役

株式会社QPS研究所 代表取締役社長 CEO 大西 俊輔(おおにし しゅんすけ)

株式会社QPS研究所 代表取締役副社長 COO 市來 敏光(いちき としみつ)

株式会社QPS研究所 ファウンダー 八坂 哲雄(やさか てつお)、他

  • 流れ:

6:05~  オープニング(ご挨拶、QPS-SARプロジェクトの紹介など)

6:19~  カウントダウン→打上げ→衛星放出まで(約1時間19分予定)※衛星放出までの間は、出演者によるトークセッションを予定しています。

7:45~ 衛星放出確認後、お祝い

7:55~ 皆様へ御礼の言葉、終了

※プログラムの順番、内容は変更する可能性がございます。

【ライブ配信について】 

福岡県宇宙ビジネス研究会 Youtubeチャンネルで配信いたします。

URL:https://www.youtube.com/channel/UC-CH5pUXZa1OLDeCCBS_NZQ

<QPS研究所イベント登壇者紹介>

代表取締役社長 CEO 大西 俊輔

九州大学大学院航空宇宙工学専攻博士課程を修了。博士(工学)。大学院在籍時よりQSAT-EOS (九州大学を中心とした九州地区の大学・企業による50kg級小型衛星プロジェクト)の学生プロジェクトリーダーとしてシステム全般の指揮ならびに大学・企業のメンバーのマネジメントを行い衛星打上げ成功に導く。学生時代から現在までに十件以上の小型人工衛星開発プロジェクトに従事。2013年10月有限会社QPS研究所に主任研究員として入社。2014年4月に同社の代表取締役社長に就任し、現在に至る。

代表取締役副社長 COO 市來 敏光

上智大学法学部国際関係法学課卒業。ハーバード大学経営大学院卒業(M.B.A.)。ソニー(株)にてプロダクトマーケティング担当として商品企画、事業戦略策定、新規市場の立ち上げ等に従事。2006年ハーバード大学経営大学院に留学。帰国後2010年2月より事業再生のために福岡県大牟田市の太陽光パネル製造会社であるYOCASOL(株)に入社。2011年6月代表取締役社長に就任。事業資産譲渡の実現後、2014年5月に株式会社産業革新機構に入社。2016年3月(株)QPS研究所に入社、同年7月に取締役就任。2020年7月に代表取締役副社長に就任。 

ファウンダー/九州大学名誉教授 八坂 哲雄

東京大学大学院工学系研究科航空学専攻博士過程修了。工学博士。1994年九州大学教授に就任。2003年にはUNISEC(大学宇宙工学コンソーシアム)初代理事長に就任、2008年から2012年にはIAF(国際宇宙航行連盟)副理事長を務めるなど、宇宙開発の発展、未来の人材育成に努めて世界の宇宙産業の分野に大きく貢献。2006年に Frank J. Malina Astronautics Medalを受賞。

<小型SAR衛星「QPS-SAR」について>

QPS研究所は収納性が高く、10kgと軽量でありながら大型の展開式アンテナ(特許取得)を開発。そのアンテナによって強い電波を出すことが可能になり、従来のSAR衛星の20分の1の質量、100分の1のコストとなる100kg台高精細小型SAR衛星「QPS-SAR」の開発に成功しました。現在はQPS-SAR1号機「イザナギ」、2号機「イザナミ」の2機を打上げ、運用しています。2021年5月には「イザナミ」による70cm分解能という民間の小型SAR衛星として日本で最高精細の画像取得に成功しました。

3号機以降はさらに高精度・高画質の画像を取得できるよう様々な改良を加えました。展開型太陽電池パネルとバッテリーを追加し、使用できる電力量を増やしました。アンテナの鏡面精度も向上させることで、さらに強い電波を出せるように。そして、JAXAとアルウェットテクノロジー株式会社が共同開発した「軌道上画像化装置」を搭載することで、SAR観測データを軌道上の衛星内で処理し、衛星からのダウンリンク量の大幅な圧縮が可能となり、即応性の高い観測ニーズに応えられるようになることが期待されます。また、衛星コンステレーション※2を構築するため、軌道制御用のスラスターを搭載しています。

写真:ロケット内部の中央部分にアンテナを折り畳んだ状態のQPS-SAR 6号機が組み付けられています。(提供:SpaceX社)

《QPS-SAR6号機の愛称とミッションマークについて》

QPS-SAR1号機、2号機の名前である『イザナギ』と『イザナミ』に続き、太陽同期軌道に入る予定だった3、4号機も古事記の神様のお名前をお借りして、『アマテル(英語:AMATERU)』と名付けられました。アマテルはアマテラスの別称で、天空を照らす太陽神とされています。QPS-SARプロジェクトでは、衛星ごとではなく、軌道ごとに愛称をつけるため、同じくこの軌道に入る6号機は「アマテル-III(アマテル・スリー)」になります。

2022年10月に打上げられるもロケットの失敗で「アマテル-I」「アマテル-II」は軌道投入されませんでした。しかし、その経験を糧に前へと進む私たちにとってこの2機は他になく、同じ愛称で再打ち上げするのではなく、ワン、ツーは宇宙では欠番となりますが、次の衛星に想いを託して「アマテル-III」という愛称に決定いたしました。

ミッションマーク:アマテルのミッションマークはQPS研究所がカンパニーカラーとするブルーを基調とし、愛称の太陽、観測対象の地球をシンプルに表しています。一目でどの衛星のマークか分かるように通算した衛星の数も入れています。