QPS研究所の小型SAR衛星「イザナギ」は打ち上げの翌日、12日（木）の初交信成功ののち、今週16日（月）の朝にアンテナ展開を実行いたしました。その後の機器の動作情報ならびにジャイロなどのセンサー類の結果を総合的に検討した結果、イザナギのアンテナは無事に展開したものと判断いたしました。

打ち上げ後、概ね順調に調整を進めておりますが、一部不安定な部分が残っていることもあり、その修正・調整を終えてから、初画像の取得を行うことを予定しております。安定的に、また質の高い画像を取得することが何より重要ですので、すべての不安要素をクリアにしてからの画像取得に臨みます。

初撮影は九州北部上空を予定しております。来月以降になりますが、少しでも早く「日本初の小型SAR衛星による高精細画像」を皆様にお披露目できるのを楽しみにしております。

（※画像は地上でのイザナギのアンテナを展開した様子です。）