米国Rocket Lab(ロケット・ラボ)社と新たに小型SAR衛星4機分の打上げに関して契約を締結
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※写真提供:RocketLab社 / QPS-SAR5号機打上げ時
QPS研究所は、今月5日に発表した契約に続き、米国Rocket Lab社(以下ロケット・ラボ社)と、さらに小型SAR衛星「QPS-SAR」4機分の打上げに関して新たに契約を締結したことをお知らせいたします。今回の契約によって、今後、合計8機のQPS-SARをロケット・ラボ社のロケット、エレクトロンで打上げることになります。各1機ずつ搭載され、2025年中に6機、2026年に2機の打上げを計画しており、最初の打上げは早くも来月3月となる予定です。なお、8機連続でロケット・ラボ社によって打上げられるのではなく、他社ロケットとも調整しながら打上げを決めていく予定で、個別の打上げスケジュールについては、それぞれのロケットに対して打上げる衛星が決まりましたら、都度改めてお知らせさせていただきます。
※2月5日に発表した契約のお知らせはこちらをご覧ください。
<ロケット・ラボ CEO Peter Beck氏コメント>
「顧客のニーズに合わせたタイムラインでの正確な衛星コンステレーション※構築は私たちのエレクトロンの強みです。正確な軌道に衛星を配置することは地球観測ミッションに不可欠なことで、全てのコンステレーションを運用する顧客から高い需要があり、今回、QPS研究所が複数回の打上げ契約を継続的に締結してくださったことがまさにそれを表していると思います。QPS研究所と更なる提携を結んで、私たちのこの強みを発揮できることを大変光栄に思っています。」
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<QPS研究所 代表取締役社長 CEO 大西 俊輔 コメント>
「前回の発表に続き、高い打上げ頻度と信頼性を持つエレクトロンの打上げ機会をこのような早いタイミングに追加で4機分を契約できたことを大変喜ばしく感謝しております。この契約によって、今後2年間のうちに弊社の衛星コンステレーション構築計画が進むことを思うとワクワクするのと同時に、着実に実現できるよう気を引き締めて尽力して参ります。」
※複数の人工衛星によって、高頻度な地球観測を可能とするシステム。(コンステレーションは「星座」の意。)