2025年11月6日(日本時間)にQPS-SAR14号機「ヤチホコ-Ⅰ」が打ち上げられ、初交信に成功しました
(初交信時の管制室の様子)
2025年11月6日(木)4時51分(日本時間)にニュージーランド・マヒア半島の発射場Launch Complex 1から打ち上げられたロケット・ラボ社のロケットElectron(ミッションネーム:“The Nation God Navigates / 国造りの神が導く”)によって、小型SAR衛星QPS-SAR14号機「ヤチホコ-Ⅰ」は打上げから約50分後に衛星分離に成功しました。そして分離から約35分後、「ヤチホコ-Ⅰ」との初交信が無事に成功いたしましたのでお知らせいたします。衛星の各機器が正常に作動しており、衛星の健康状態が良いことを確認できました。この後も引き続き調整を行い、アンテナの展開、そして初画像の取得を目指してまいります。

【ロケット・ラボ CEO Peter Beck氏 打上げ成功についてのコメント】
「宇宙産業における成功の鍵は、精度と再現性にあります。今回のQPS研究所の最新ミッションも、コンステレーション拡大においてお客様が私たちに求める極めて正確な打上げ精度を改めて実証するものとなりました。この度も打上げを当社に託してくださったQPS研究所に感謝申し上げます。これまでにQPS研究所向け6機の衛星の打上げ実績を積み重ねたElectronは、次の6機に向けて準備万端です。」
【QPS研究所 代表取締役社長 CEO 大西 俊輔 コメント】

「今年5機目となる14号機『ヤチホコ-Ⅰ』の軌道投入も無事に成功いたしました。これは単なる数の積み重ねではなく、確実な技術の深化とチームの成長を示しています。今回も確実なミッション遂行に尽力いただいたElectronチーム、そして当社のメンバーに心から感謝いたします。また一歩、私たちが目指す“準リアルタイム地球観測”の実現に近づきました。今後も初期運用を着実に進め、さらなる価値提供へとつなげてまいります。」
