＜スカパーJSAT・ゼンリン・日本工営・QPS研究所の4社連携＞福岡市実証実験フルサポート事業「宇宙」採択プロジェクト決定のお知らせ〜衛星データを活用したため池モニタリング実証〜

スカパーＪＳＡＴ株式会社（本社：東京都港区、代表取締役執行役員社長：米倉英一、以下スカパーＪＳＡＴ）、株式会社ゼンリン（本社：福岡県北九州市、代表取締役社長：髙山　善司、以下ゼンリン）、日本工営株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：有元龍一、以下日本工営）、株式会社QPS研究所（本社：福岡県福岡市、代表取締役社長：大西俊輔、以下QPS研究所）は、4社が連携して取り組む衛星データを活用したため池モニタリング実証実験において、福岡市と福岡地域戦略推進協議会が実施する「福岡市実証実験フルサポート事業」にスカパーＪＳＡＴが代表して採択されました。

■採択内容

今回、「福岡市実証実験フルサポート事業」（※1）において採択されたプロジェクトは、広域を効率よくモニタ出来る衛星データ（光学およびSAR画像）を活用し、福岡市内のため池において、災害時を想定した堆積ごみの検知及び平常時の堤体管理における適用可能性について技術実証するものとなります。

■採択されたサービスの説明

スカパーJSAT、日本工営およびゼンリンの3社は、 2021年4月より、衛星から得られる情報を解析し、平常時の地形、施設の変状、災害時の被害情報などを詳細な地図上に表示、統計結果をユーザーのニーズに応じた形で提供する『衛星防災情報サービス』を共同で推進しております。

今回採択された実証事業を通じ、同サービスをため池の災害時状況把握および平常時監視への適用を進め、ため池の減災機能強化と効率的な維持管理に貢献していきます。なお、今回の実証事業では福岡市の小型SAR（※2）衛星を開発・運用する宇宙ベンチャー企業であるQPS研究所のSAR画像も活用していきます。QPS研究所は2025年以降に36機の衛星によるコンステレーション（※3）の構築を目指しており、将来的には同社の画像を活用することで、災害時、夜間帯問わず約10分間隔で災害状況の把握が可能となります。