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JAXAの「小型技術刷新衛星研究開発プログラムの 新たな宇宙利用サービスの実現に向けた2024年度軌道上実証に係る 共同研究提案要請」にQPS研究所の提案が採択されました

株式会社QPS研究所は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下「JAXA」)の「小型技術刷新衛星研究開発プログラム※1の新たな宇宙利用サービスの実現に向けた2024年度軌道上実証に係る共同研究提案要請」においてQPS研究所の提案が採択されましたのでお知らせします。今後、QPS研究所とJAXAが締結する共同研究では、JAXAが研究開発を進めている「ソフトウェアプラットフォーム」を搭載したオンボード高性能計算機(以下「OBC」)をQPS研究所が製造する小型SAR衛星「QPS-SAR」に搭載して軌道上での技術実証を行うと共に、本技術を活用した新たなサービス構想を協力して実証することを目的としています。本共同研究でJAXAはOBCと最大200kgの小型衛星の打上げ機会を提供し、QPS研究所はOBCを自社衛星に搭載して軌道上で実証を行います。

 

本共同研究では、取得した観測データをQPS-SARに標準搭載している軌道上画像化装置※2により軌道上で画像化し、本OBCに搭載したAI機能を使用し、検出・推論結果をいかに迅速にユーザーに提供できるかを実証します。QPS-SARはLバンド衛星間通信のための端末を標準搭載しているため、情報が絞られた検出・推論結果をLバンド衛星間通信を使って、地上局非可視領域であってもその出力データを地上に伝送する事ができます。さらには、処理結果として得られる検出・推論結果を活用し、次の観測に適切な観測衛星を選定してその観測衛星に観測計画を送信するまでを自立的に迅速に行うことができるかも実証します。

 

QPS研究所は現在QPS-SARを2機運用しており、2025年以降を目標に36機の小型SAR衛星コンステレーションを構築して、地球のほぼどこでも任意の場所を平均10分間隔という準リアルタイムでの地上観測データサービスの提供を目指しています。2021年6月にはJAXA宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)※3において、軌道上画像化装置をQPS-SAR3号機以降に搭載することで、衛星による観測からユーザーにSAR画像を提供するまでの時間短縮に向けての実証を行う契約を締結しています。そして、この度、QPS研究所は本契約の実証を通して、AI処理により観測画像から高度な情報を抽出することを実証し、高頻度に、そして顧客ニーズに迅速かつ的確に応える観測体制をより早期に実現できるように引き続き取り組んでまいります。

 

 

(※1)https://www.kenkai.jaxa.jp/research/sasshin/sasshin.html

(※2)軌道上画像化装置(FLIP):JAXAとアルウェットテクノロジー株式会社が共同開発した、人工衛星搭載のSARデータを軌道上で画像化する装置。衛星からのダウンリンク量の大幅な圧縮が可能となり、即応性の高い観測ニーズに応えられるようになることが期待されます。

https://www.jaxa.jp/press/2020/02/20200226-1_j.html

(※3)https://aerospacebiz.jaxa.jp/solution/j-sparc/

 


 

<関連リンク>

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)プレスリリース

https://www.jaxa.jp/press/2022/12/20221216-2_j.html