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INTERVIEW

深井 祐介(フカイ ユウスケ)

2020年 12月入社 / 開発部 副部長

京都大学工学部電気電子工学科 卒業。ソフトウェアチームのマネージャ兼ソフトウェアアーキテクチャ設計担当。
QPS研究所で開発しているソフトウェアには、衛星の動作を制御する衛星ソフトウェアと、衛星へ観測などの指定を出したり、観測データを地上で受信・加工してプロダクトに仕上げて配信する地上ソフトウェアの2つの領域があり、その両方のメンバーのマネジメントや品質・進捗管理を行いつつ、主に衛星ソフトウェアのアーキテクチャ設計を担当している。

REASON

自分の経験やスキルとマッチしていたので挑戦してみようと思い応募

当社へ入社する前はアメリカで海外駐在をしていたのですが、帰国後は地域に貢献できるような地方の企業で働きたいと考えていました。(アメリカに行く前は東京にいましたが、満員電車や人混みがどうにも苦手だった、ということも追加させていただきます。) QPS研究所の求人内容を見て、自分の経験やスキルとマッチしていたので挑戦してみようと思い切って応募してみたんです。理系出身であり、もちろん宇宙にも興味がありましたが、まさか本当に自分が宇宙業界で働くことになるとは思っていませんでした。

JOB WORTHWHILE

取り組んだことの集大成として、楽しみながら衛星開発を行っている

前例がない新しいものを作っているので、すでに打ち上げたQPS-SAR 1号機と2号機の宇宙での運用や、現在進めている次の衛星開発においても日々様々なトラブルが起きますが、それを乗り越える度にメンバーのきずなが深まっていることを実感しています。3号機と4号機は宇宙で活躍する前に失ってしまいましたが、全員でさらに良いものを作り続けていけていると思います。
まったく経験のない宇宙業界でしたが、当社へ入社する前の知識や経験をそのまま活かすことができています。大学時代に学んだ電波にまつわる知識は人工衛星には当然必要ですし、テレビやSSDの設計開発から得られたデータ処理や暗号化の経験や高度な品質保証、銀行のような大規模情報システムの経験からは緊急時の対応や最悪のケースでも復旧可能となるような設計づくりに非常に役立っています。自身のエンジニア人生で取り組んだことの集大成として、毎日楽しみながら衛星開発を行っています。

ENVIRONMENT

QPS研究所では様々な年代や国籍の方がチームとして働いています。宇宙以外のバックグラウンドを持っているメンバーも多いですが、何事も自発的に取り組む人しかいませんので、積極的にチャレンジして幅広く学びながら成長できる職場ではないかと思います。
私は福岡に住むのは初めてですが、中心部からすぐ海や山や川があって自然が多いところ、食べ物がおいしいところが気に入っています。車ですぐに温泉や観光地にも行けますしね。九州のQPS研究所に来て、メンバーにも恵まれ、仕事に熱中でき、大変喜んでおります。九州サイコー!笑

QPSに
向いている人とは?

人工衛星の機能を最大限活用して世の中の役に立てるようにするためには、ソフトウェアによる機能が大変重要になります。この領域で新しいことに挑戦していくために、何か1つの秀でた能力やスキル、得意なことがある方と一緒に働きたいです。また、当社が掲げている”リアルタイム観測”を実現する仕組みを構築するためには、ソフトウェアの機能向上はもとより、システム全体の安定性や信頼性も重要になります。制御する対象が宇宙用品であったり特殊なセンサーを搭載しているという点では、珍しい部分もありますが、基本的には一般的なソフトウェアと同様な開発をしていますので、ソフトウェア領域のご経験があれば十分に活用できるかと思います。

MESSAGE

宇宙空間と地上では環境が大きく異なりますので、衛星打上げ前のテスト結果とは異なる状況になることがあります。そんなときに、ソフトウェアの機能を駆使して、衛星を期待通りに動かすための工夫するところが最も面白い点であり、やりがいにつながると感じています。困難な状況になっても、メンバーみんなでアイデアを出し合いながら、それを実現できたときには特に達成感があります。今後も取り組むべき課題はまだまだたくさんありますので、「人工衛星を使って、世界初のサービスを実現したい」「今まで誰も成し遂げていないことに挑戦したい」という情熱がある方にご応募いただきたいです。