社員インタビュー
田中 周一(タナカ シュウイチ)
2021年2月入社 / 開発部 ソフトウェア開発課
九州大学大学院理学府基礎粒子系科学専攻 修士課程修了。
地上システム開発全般の管理をメインで担当。その他にも衛星の運用や衛星から取得した画像データの処理、クラウドサービスのメンテナンス、ネットワークインフラ管理、開発環境管理など、幅広く対応している。
入社動機
地上システムを構築するという業務内容に興味を持った
私が小学生の頃はスペースシャトルが頻繁に打ち上がっていて、子供向けの本や教材にも宇宙関連の情報が掲載されていました。宇宙に興味があり大学では物理学を専攻しましたが、その後量子力学などミクロな世界の原子核に関する研究に興味を持ったため、大学では宇宙とは無縁の環境にありました。その後IT業界に入り、エンジニアとして様々な企業向けシステムや製品開発を担当していましたが、徐々にマネジメントが主な業務になっていました。
「エンジニアとして自社のサービスを提供できる会社で働きたい」と思い、転職活動をしていた時にQPS研究所の求人を見つけたのですが、そこで初めてQPS研究所の存在を知ったので、福岡に宇宙開発をしている会社があることに驚きました。当時募集していた「地上アーキテクトポジション」の、衛星と通信する地上システムを構築するという業務内容に興味を持ち、応募しました。それまでは、まさか自分が宇宙開発に携わることになるとは思っていませんでした。
仕事のやりがい
自分の意見を大きく反映させることができる
入社前から様々なシステムを開発していましたが、前職はSIベンダということもありシステムの決裁権は顧客にありました。しかしQPS研究所では地上システムや自社サービスを社員で開発している、システムアーキテクチャや開発内容について自分の意見を大きく反映させることができます。前職での知見も活かすことができ、業務は大変ですが非常にやりがいを感じています。
前職では主にオンプレミス環境の開発が主体でしたが、現在はAWS等のクラウドを活用したシステム開発を行っており、更に幅広いスキルを身に着けることができています。その他、社内システムやセキュリティに関する施策の立案やシステム導入なども進めています。様々な業務に携われることは、小規模なベンチャー企業だからこそ経験できる貴重な機会だと思っています。
働く環境
人工衛星を運用するシステムというと、複雑なものを想像される方が多いと思いますが、実際は通常のIT系システムとそれほど違いはなく、一般的な情報システムで使用されるWebフレームワークやデータベース、メッセージング基盤などの技術を使用して開発しています。各コンポーネントはDockerコンテナで動作するよう実装され、スムーズにデプロイできるよう構築されています。開発体制はコンポーネント単位でアジャイル開発を進めており、小規模なリリースを頻繁に行っています。また、エンジニアがシステムの保守に追われることがないよう、サイト信頼性エンジニアリング(SRE)の観点でのシステム自動化や異常検知の体制を強化しています。
当社の環境としてとても良いと感じている点は、経営陣との距離が非常に近いことです。承認までのステップが短く、スピード感のある開発につながっていると思います。
QPSに
向いている人とは?
地上から遠く離れた人工衛星を運用していく中では様々な技術的課題が発生します。それぞれの課題に対し、活発に意見を出し、課題解決に向けたアイデアを創意工夫して生み出せる方が向いていると思います。
また、最新の技術を多く採用しているので、技術の習得に貪欲な方をお待ちしています。