EVENT REPORT
HOME > 採用情報 > 宇宙業界で働く > イベントレポート > 九州大学令和6年度開学記念行事

九州大学令和6年度開学記念行事

2024年5月13日、九州大学伊都キャンパス椎木講堂コンサートホールにおいて「令和6年度開学記念行事」が執り行われ、開学記念講演にQPS研究所 代表取締役社長 CEOの大西俊輔が登壇いたしました。

イベント詳細はこちらです。

九州大学では毎年5月11日を「本学記念日」として、感謝状贈呈や紺綬褒章の伝達式、名誉教授称号記授与などの式典とあわせて、記念講演会が催されます。今年度は九州大学の卒業生である大西が「九州発 世界トップレベルの小型SAR衛星がもたらす未来」と題して、在学中に携わった超小型衛星プロジェクトから現在のQPS-SARプロジェクトに至るまで、そして現在の宇宙ビジネスの状況を母校の諸先輩・後輩の皆さまにご紹介する機会をいただきました。

昨今の宇宙ビジネスを取り巻く現状については、QPS研究所を含めた宇宙開発スタートアップの上場が2023年から始まっていることや国内の宇宙開発が官主導から官民連携への変革が起き宇宙関連市場が盛り上がっていること、そしてJAXAの宇宙戦略基金についてなどを宇宙業界に身を置く当事者の目線から説明。また宇宙業界の早急な課題として、宇宙ビジネスに携わる人材を増やしていく必要があることを挙げました。九州には九州大学をはじめとする教育面、確かな技術力を持つものづくり企業が集積している産業面、打上げ射場が複数あるインフラ面が揃っており、九州の宇宙ビジネスが発展するための土台をより強固なものにしていくためにもQPS研究所の取り組みとして、次世代への講演会や展示会など教育イベントを積極的に実施・参加していることも紹介させて頂きました。

最後に大西からのメッセージとして、宇宙業界の発展の一翼となれるよう、福岡から世界にインパクトを与える宇宙開発を続けていくことの決意、そして、この先の宇宙業界は大西が学んだ宇宙工学に留まらず、様々な分野・領域の方が活躍できる場となっていくので、興味のある方はぜひ挑戦していただきたい、というお話をさせて頂きました。
「母校で学んだことを活かして自らの小さい頃からの希望であった宇宙のものづくりに取り組めていることに、お世話になった先生方、支えてくださる皆様に心より感謝申し上げます。今後も九州から宇宙へ、ミッション達成のために尽力して参ります。」