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第2回「SPEXA-Space Business Expo-」

2025年7月30日(水)~8月1日(金)、東京ビッグサイトにて第2回「SPEXA -Space Business Expo-」(以下:「SPEXA」)が開催されました。「SPEXA」は宇宙ビジネスに関する製品・技術・サービスの出展ブースや、宇宙の第一線で活躍する登壇者によるカンファレンスが行われ、現在および将来的に宇宙ビジネスを見据えた人々に向けて開かれた、宇宙ビジネスに関するすべてが集結した展示会です。QPS研究所も「衛星データ・宇宙空間活用エリア」にブースを設け、小型SAR衛星「QPS-SAR」の模型(1/6スケール)や、QPS-SARで観測したSAR画像や活用事例などを展示、ご紹介いたしました。また、初日の7月30日(水)には、代表取締役社長 CEO 大西俊輔がカンファレンスに登壇し、当社プロジェクトの近況やSARデータ活用の可能性についてお話させていただきました。3日間にわたる展覧会の様子を一部ご紹介いたします。

展覧会一日目。会場に続くアプローチでは、小惑星探査機「はやぶさ2」の実寸大模型が来場者をお出迎え。会場に入る前から、「え?これ本物?」「実物大!?」と、記念写真を撮る人々で賑わっていました。

広大な会場内を見渡すと、イベント初日10:00開場直後にも関わらず、カンファレンスステージにはたくさんの人だかりができていました。会場内には5つのカンファレンスステージが設けられていて、中央には展示ブースがあり、こちらも大賑わいの様子。各社および各自治体、創意工夫を凝らしたブースが立ち並ぶ中、当社も訪問いただいた方に楽しんでご覧いただけるようスタッフ一同アイデアを出し、ブース設営いたしました。

QPS研究所のブースにも連日たくさんの方に訪問いただき、ブース内に設置したパネルでは、QPS研究所の成り立ちからこれまでの歩みをダイジェストで紹介したり、実際にQPS-SARの観測データやその活用方法の事例を紹介したりと初めてQPS研究所を知っていただいた方にも当社の事業内容を理解いただければという想いを込め、開発部や営業部からの各スタッフが来訪頂いた皆さま一人ひとりに対応させていただきました。

SPEXA初日の15:30。会場内のカンファレンスステージで、「小型SAR衛星コンステレーションで支える未来社会:九州発の挑戦と展望」と題し、大西が登壇いたしました。

カンファレンス前半では当社事業紹介から始まり、活用事例として国内外の発災時にQPS-SARで緊急観測を行い、関係機関に観測データの提供を行ったことを実際の観測画像とともにご説明いたしました。さらに今後のビジネス展開にも触れ、キーとなる日本における宇宙人材の確保の重要性を述べ、地球と同じように宇宙をビジネスのフィールドとして活用して盛り上げていきたいとお伝えしました。カンファレンス後半は、質疑応答の時間を設け、QRコードのアンケートページに寄せられた質問に大西がお答えいたしました。「宇宙のものづくりの醍醐味は?」の質問に大西は自身の経験を踏まえ、「想像したものを作るワクワク感もあり、自分が作ったものが実際に宇宙にいるというのはとても嬉しい」と、宇宙に携わる素直な気持ちを回答いたしました。さらに今年20周年を迎えた当社について、「次の20年への意気込みは?」との質問に、今後の事業の展望に加え、「20年後には今の知見を活用し、また地球ではない新しいところに当社ビジネスの活動領域が広がっているかもしれませんね」とこれからの宇宙産業へさらなる希望を込めてお答えいたしました。その他多数のご質問をいただき、時間が許す限り大西より回答を差し上げました。質疑応答の時間はあっという間に過ぎ、有難いことに本カンファレンスは170名を超える方々が聴講くださったそうです。

SPEXA公式サイトによると、本イベントの会期中の来場者は延べ10,843名と発表されており、まさに宇宙ビジネスへの関心の高さがうかがえる3日間を体感いたしました。QPS研究所スタッフも、自社ブース対応の合間に様々なブースを拝見し、各人がビジネスへの糸口や新たなアイデアのヒントをいただきました。また、QPS研究所のブースにも会期中3日間連続で足を運んでくださる熱心な来場者もいらっしゃり、当社に関心を持っていただけることが大変喜ばしく、スタッフ一同大変有意義な時間を過ごさせていただきました。お越しいただいた皆様、誠にありがとうございました。


第2回「SPEXA」の事務局によるイベントレポートはこちらからご覧いただけます。

「SPEXA」 公式サイト