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社長が聞く!QPS NEXT Vol.001

本シリーズでは、QPSのキーパーソンと代表取締役社長との対談を通じてQPSホールディングスが目指す未来について紹介させていただきます。


Vol.001:
新たな成長フェーズへ──
衛星データビジネスの最前線を知るプロフェッショナルが描く、QPSの次なる挑戦


代表取締役社長 CEO 大西 俊輔 ご挨拶
QPS研究所は現在、事業の次なる成長ステージのひとつとして、海外展開の本格化に取り組んでいます。営業の部門は着実に体制を拡充し、またホールディングス体制への移行を機に、グローバル市場を見据えた事業推進をこれまで以上に重要なテーマとして位置づけています。衛星の機数が増え、提供できるデータの量と質が大きく広がる今、「世界でどう使ってもらうか」「どう価値を届けるか」が次の成長の鍵です。そして、こうした挑戦を確かなものとするためには、国境を越えた事業展開において経験と知見を備えた人材の存在が不可欠です。このたび、衛星データビジネスの第一線で長年にわたり活躍してきたプロフェッショナルを衛星データ事業本部のグローバル事業を展開する営業3部の部長として迎えることができました。当社が目指す海外展開の方向性や、衛星データ事業の将来像について、そしてQPS研究所が次のフェーズへと進む上での想いなどを聞きたいと思います。皆様に、新たに加わった私たちの仲間の視点を、ぜひご紹介できればと思います!

※社内対談の雰囲気をそのままお伝えするため、本シリーズの記事では対談時と同様に「さん」付けで表記しています。リラックスした空気感もあわせてお楽しみいただければ幸いです。


大西:
本シリーズの1回目にお話を伺うのは、衛星データ事業本部営業3部長の坂口英志さんです。QPSチームにジョインいただき本当にありがとうございます。まずはこれまでのご経歴を教えていただけますか。特に、国内だけでなく海外も含めてデータビジネスに携わってこられた中で、ご自身の強みはどこにあると感じているかもぜひ教えてください。


坂口:
シリーズ1回目のゲストにお選びいただき大変光栄です。ありがとうございます。私はこれまで約30年にわたり、衛星リモートセンシング事業に携わってきました。キャリアの初期には、SAR衛星画像を中心とした物体抽出技術の開発やシステム検討に、技術者として10年以上従事しました。当時は新規事業立ち上げのフェーズで、人数も限られていたため、技術営業として顧客対応にも関わってきました。その後、農業・林業など幅広い分野での事業開発を経験し、直近では一般財団法人リモート・センシング技術センターにて、ソリューション事業部長として約3年半、国内の中央省庁や自治体、民間企業、さらには海外向けまで、多様な衛星データおよび解析サービスの事業企画・推進・販売を統括してきました。光学・SARを含む複数の衛星画像プロバイダーや社内技術部門と連携しながら、データ調達から解析結果の提供まで一貫した仕組みを構築してきたこと、そして技術とビジネスの両方を理解した立場で顧客と技術部門の橋渡しができることが、自身の強みだと考えています。

大西:
坂口さんに加わっていただき、私たちも大変心強いです!衛星データは、国境を越えて使われるビジネスだと思っています。坂口さんは、長くこの業界を経験されて、世界的に見たときの将来性や広がりを、どのように感じていますか?

坂口:
衛星リモートセンシングの最大の魅力は、地上では容易に把握できない場所や広域を、効率的かつ継続的にモニタリングできる点にあります。近年では、小型衛星コンステレーションの発展により、SARだけでなく、可視・近赤外、短波長赤外、さらにはハイパースペクトルなど、多様な波長帯のデータが高頻度で取得できるようになってきました。これにより、世界中のこれまで取得できなかった情報や、ユーザーが求めるタイミングでの観測が可能になり、今後はさまざまな分野で本格的な利用が進んでいくと感じています。

大西:
私もそう強く感じています!それでは数ある企業の中で、当社への入社を決めた理由を教えてください。ぜひ率直にお伺いできると嬉しいです。(笑)

坂口:
私は長く業界にいる中で、衛星の機数が限られ、サービスの拡大が難しかった時代も経験してきました。一方で、近年は国産衛星の数が着実に増え、日本で開発された技術やサービスを国内外へ広げていける大きな転換点にあると感じています。その中で、民間企業の立場でその流れを牽引し、自身の経験を最も活かせる環境として、QPS研究所を選びました。

大西:
ありがとうございます!QPSは今、国内官公庁を対象にしたデータ提供から、次は民間、そして本格的に海外へ広げていくフェーズに入っていると感じています。外から、そして中から見て、今のQPSはどんな立ち位置にあると思いますか?

坂口:
QPSは、創業から初号機までのフェーズを経て、コンステレーション構築と特定顧客への提供を確実に進め、いままさに「本格的に国内外の多様な顧客へデータを提供する段階」に移ろうとしています。提供できるデータ量が増えることで、ビジネスの可能性は大きく広がります。だからこそ、そのフェーズで、自身の経験を活かし、利用用途や市場を拡大していく挑戦ができる点に強い魅力を感じました。

大西:
今後、営業3部を「世界で戦えるチーム」にしていくために、どのようなビジョンを描いていますか。

坂口:
今後3〜5年を見据え、SARデータ販売の事業戦略をさらに明確にし、海外展開を含む販売体制(人と仕組み)の構築を更に推進していきたいと考えています。衛星リモートセンシングは専門性が高く、他業種から来た方が自立して営業できるまでには時間がかかりますが、QPSには様々な経験をもった頼もしい人材が揃いつつあり、それぞれのバックボーンや強みを活かしながらチームとしても成長できるよう、技術と営業の両方を経験してきた立場としてしっかり支援していきます。

大西:
ぜひお願いします!それでは、最後に、国内外のお客様やパートナーの皆様に向けてメッセージをお願いします。

坂口:
現在、QPSではすでに 7機の衛星(2026年1月6日時点)が利用可能となっており、2028年には24機体制へと拡大していきます。これまで機数の制約で難しかったご要望にも、これからはより柔軟にお応えできるようになりますので、ぜひさらに多くの方に率直なご相談をお寄せいただきたいです。また、データ解析やソリューション提供で連携いただけるパートナーの皆様からのお声がけも歓迎しています。よろしくお願いします!


<インタビュー後記>
今回のインタビューを通じて、あらためて「私たちは今、世界に打って出る準備が整いつつある」という確かな手応えを感じました。ここではまだ紹介できないこともありますが、現場で国内外の衛星データビジネスに向き合ってきた坂口さんの経験に基づく言葉の一つひとつが、とても示唆に富み、私自身も大いに刺激を受けています。

QPSホールディングスとなり、これから海外展開を本気で進めていきます。

それは決して簡単な道ではありませんが、確かな技術と仲間がいれば、必ず前に進めると信じています。私自身も先頭に立ち、世界に通用する事業をつくるために、これまで以上に全力で取り組んでいきます。この新しい仲間とともに、QPSの価値を世界へ届けていく挑戦に、ぜひご期待ください。

代表取締役社長 CEO 大西俊輔