<お知らせ> 小型SAR衛星2号機「イザナミ」は2020年12月以降に米国Spaceflight社によるライドシェア・ミッションSXRS-3で打ち上げ予定です
小型SAR衛星2号機「イザナミ」は、衛星事業者向け打ち上げサービスを提供するSpaceflight(スペースフライト)社との契約によって、アメリカの宇宙開発企業スペースX(エックス)が打ち上げる同社の主力ロケット「Falcon 9(ファルコン9)」に搭載され、2020年12月以降に宇宙へ旅立つ予定になりましたことをお知らせいたします。今回のミッションは「SXRS-3」と呼ばれ、ライドシェア専用のミッションになります。衛星2号機イザナミ、そして打ち上げ時に関する詳細は準備が整い次第、順次お知らせさせていただきます。
QPS研究所は現在、2025年を目標に36機の小型SAR衛星を打ち上げてコンステレーションを組み、世界中のほぼどこでも約10分で地球を観測することができる世界を構築することで、社会の発展と人類の生活の向上に貢献することを目指しています。1号機「イザナギ」、2号機「イザナミ」の2機はこの準リアルタイムデータ提供サービス構築のための実証機という大切な役割を担っています。1号機「イザナギ」は2019年12月11日にインドの「サティシュ・ダワン宇宙センター」より打ち上げられ、翌日には初交信に成功し、以来、安定運用を続けています。イザナギで検証した技術や改善点はすでに2号機「イザナミ」へ反映されており、今後は、2機体制でスムーズなSAR観測を実現するための知見、経験を広げていき、3号機以降の衛星開発、打ち上げへと進めてまいります。
<代表取締役社長(CEO)/ 工学博士 大西俊輔コメント>
「昨年の『イザナギ』の成功に続き、2号機『イザナミ』の打ち上げが決まり、地球上の準リアルタイム観測実現に向けて順調に進んでいることを開発製造を一緒に行っている北部九州の地場企業の皆様と嬉しく思っています。Spaceflight社が調達してくださったFalcon9による打ち上げを大変楽しみにしています。」