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What is
SAR?
SARデータの特長

現在利用されている地球観測衛星は主に光学式と合成開口レーダー(SAR)を用いた衛星の2種類が存在します。SAR衛星はレーダー技術を使用するため、光学式とは異なり昼夜や天候に関わらず地表面の詳細な情報を得ることが可能です。

SARはその特性を生かして、様々な分野での活用が期待されています。例えば、洪水や地震、火山の噴火などの災害が発生した場合、光学式では雲に覆われてしまうこともありますが、SARならばそのような問題を克服して被害状況を把握することができます。

また、干渉解析を用いて、地表面の微細な動きを検出することで、斜面や道路、施設など広範囲に及ぶインフラのモニタリングを行うことができ、災害や事故予防策を講じるための重要な情報を提供します。

晴れ

曇り

夜間

光学式 マル バツ バツ バツ
SARSynthetic Aperture Radar マル マル マル マル

主要諸元(衛星)

名称 QPS-SAR
周波数 9.6GHz(Xバンド)
観測方向 進行方向左側、又は、右側
観測モード Stripmapモード、Spotlightモード
アンテナサイズ 3.6m(直径)
運用軌道 太陽同期準回帰軌道及び傾斜軌道
バンド幅 ~600MHz
ピーク放射電力 2,000W
偏波 HHまたはVV
オフナディア角 15-50度
推進系 あり

観測モード別イメージ

  • Stripmapモードによる観測イメージ

  • Spotlightモードによる観測イメージ

主要諸元(プロダクト)

観測モード 分解能※1(アジマス x グランドレンジ) シーンサイズ※1(アジマス x グランドレンジ) NESZ
※1 ※2
干渉モード
Stripmap 1.8m x 0.46m 14km x 7km -20dB (適用予定)
Spotlight 0.46m x 0.46m 7km x 7km
  • *1 オフナディア角30度、バンド幅600MHzでの解析値
  • *2 NESZ (Noise Equivalent Sigma Zero)は、値が低いほど、SARの受信信号に対する感度が高いことを示す。

プロダクトレベル

処理レベル データ 観測モード データタイプ フォーマット
1.1 (SLC) Single Look Complex(シングルルック複素) Stripmap モード Float32 (I),
Float32 (Q)
GEOTIFF,SICD
1.1 (SLA) Single Look Amplitude(シングルルック強度) Stripmap モード Float32 GEOTIFF
1.1 (MLA) Multi Look Amplitude(マルチルック強度) Spotlight モード Float32 GEOTIFF
1.2 (SLA, MLA) Ground range projected(L1.1にSlant/Ground変換
及び地図投影を加えたもの)
Stripmap モード/
Spotlight モード
Short16 GEOTIFF
1.3 (SLA, MLA) Ortho with DEM(L1.1にDEMによる標高補正
及び地図投影を加えたもの)
Stripmap モード/
Spotlight モード
Short16 GEOTIFF

コンソール

QPS-SARへの新規観測オーダーやアーカイブデータの検索・購入等が可能なコンソールを提供します。これにより、従来手間と時間がかかっていた観測計画や発注手続きを、より簡易かつ迅速に行うことが可能となります。さらに、システムとの連携が可能なAPI機能も提供しています。

タスキングシステム

アーカイブデータ販売

主な機能

  • タスキングシステム

    観測スケジュール検索 観測オプション選択 タスキング実行(新規観測オーダー) 新規観測データダウンロード API連携 等

  • アーカイブデータ販売

    アーカイブデータ検索 オプション選択 アーカイブデータダウンロード API連携 等