社員インタビュー
福田 大(フクダ ヒロシ)
2019年入社 / 研究員
九州工業大学大学院工学府工学専攻電気電子工学領域修了。
博士(工学)。衛星アンテナの設計開発、衛星の構造、ハードウェア開発の工程管理、試験対応など、ハードウェアチームの“何でも屋”として幅広く業務を担当している。
入社動機
自分もこの「宇宙工学の梁山泊」の一員になりたい
大学4年生のときに宇宙関係の研究室に入り、人工衛星を作るプロジェクトに参加しました。種子島から衛星を打ち上げて、その運用に関わる過程でプロジェクトに協力していた現在のCEO大西に出会ったのが入社のきっかけです。博士課程2年生で就職を考えるときに、大企業で働くことも選択肢のひとつとして考えましたが、衛星開発の一部でなく、すべてに関わるのであれば少数精鋭で世界初の人工衛星を開発しているQPS研究所しかないと思いました。この会社にはトップレベルの経験、知識を持つ方々が集まり、自分もこの「宇宙工学の梁山泊」の一員になりたい、と憧れたんです。
仕事のやりがい
アンテナ設計業務は非常に面白く、やりがいがある
電気系出身ということもあり、入社前は自分がアンテナ設計開発のメイン担当になるとは思っていませんでした。大学で衛星開発をしていた頃から、どのような開発に対しても意欲的に取り組んでいましたが、入社後に創業者である八坂先生から「アンテナ設計に取り組んでみないか」と打診された時は、「これ以上のチャンスはない!」と思い二つ返事で「担当させてください」と返事をしました。大学の研究とは全く異なる分野に取り組むことになり、最初は非常に苦労しましたが、どのような計算でアンテナが成り立っているのかを少しずつ理解していくとともに、開発業務にのめり込んでいきました。アンテナ設計業務は非常に面白く、やりがいがあります。
アンテナ設計業務以外についても、それまで自分が経験したことがない業務に取り組む機会が何度もありました。新しいことに挑戦しているときはハードですが、衛星に対する理解が深まり、仕事の幅が広がったので、とても良い経験だったと考えています。アンテナ設計業務のみを担当していた頃よりも、他のメンバーの業務に関する理解も深まり、コミュニケーションの質と量が向上しました。
働く環境
当社のハードウェアチームは、多様なバックグラウンドを持つメンバーで構成されています。異なる業種出身者が集まり、お互いの専門知識とスキルを尊重しながら協力し、成長し続けることを重視しています。より良い意思決定と問題解決、チーム全体のパフォーマンスの向上のために、オープンで円滑なコミュニケーションを大切にし、アイデアや意見を自由に発言できる環境を築いています。また、20代から80代まで幅広い年代が揃っているのはベンチャー企業として珍しいかもしれません。
業界に何十年も携わってきているプロフェッショナルと仕事ができるのは本当に心強いです。
みなさんの何歳になってもいつまでもワクワクと楽しむ姿を見ていると、宇宙業界の魅力がより伝わってきて、自分も頑張ろうという気持ちになります。
QPSに
向いている人とは?
当社はパートナー企業とのつながりが強く、日々様々な方と連携して開発を進めています。1つの目標に向かってより良いモノづくりをするために、「それぞれの意見や考え方を尊重し、より良い方向に進めるための議論をする」という文化が根付いていますので、コミュニケーションやチームプレーを大切にする人が向いていると思います。
失敗を楽しめる人や、すでに様々な失敗を経験している人に、是非ご応募いただきたいです。失敗した経験があるからこそ、失敗しない方法を主体的に考え、いろんな場面を乗り越えてきていると思うからです。
トライアル&エラーを恐れず、これまでに様々な開発に携わってきた方にご参画いただけたら心強いです。1人の社員が様々な役割を担っている状況ですので、どんなことにも臨機応変に対応できる柔軟性が求められる環境だと思います。