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九州宇宙ビジネスキャラバン2024北九州

2024年8月22日(木)、北九州国際会議場で「九州宇宙ビジネスキャラバン2024北九州」が開催されました。このイベントは九州域の宇宙関連企業と宇宙ビジネスへの参入を検討している企業が一同に介し、お互いのビジネスマッチング機会の創出や、九州域の宇宙産業の裾野を広げていくことを目的としていて、前年に開催された第1回の福岡市での開催に続き、第2回となる今回は北九州市で開催されました。結果、現地・オンラインあわせて参加者は700名、協賛・パートナーは60社以上となり、大盛況のうちに幕を閉じました。このレポートではその様子をご紹介したいと思います。

まず、前日21日(水)夜に「前夜祭」が開かれ、登壇者や関係者が集まり、イベントへの意気込みを語り合い、親交を深めました。その場所はなんと北九州市のシンボル、小倉城天守でした。北九州市のこの宇宙ビジネスイベントにかける並々ならぬ想いを感じます。

ライトアップされた小倉城。前夜祭の会場は最上階で賑やかでした。

前夜祭に参加するCEO大西と宇宙飛行士の若田光一氏。

そして、8月22日イベント当日。午前中はインターステラテクノロジズ ファウンダーで、北九州市アドバイザーでもある堀江貴文氏、夕方には宇宙飛行士の若田光一氏という2名の豪華ゲストによるキーノートスピーチをはじめとして、宇宙ビジネスにまつわる4つのセッションが開かれ、単日開催にも関わらず盛りだくさんのビジネスイベントとなりました。

QPS研究所からはSession 02「宇宙ビジネスの発展に向けた人的課題とその解決策」に人事総務課長の貞方美穂が登壇し、東京大学教授の中須賀真一氏やJAXA人事部長の岩本裕之氏など、エキスパートの皆様と一緒に意見交換をさせて頂きました。

Session 02「宇宙ビジネスの発展に向けた人的課題とその解決策」

イベントホールでは22の会社・団体がブースを出展し。来場者は各自の取り組みについてセッションの合間に話を聞いて回り、交流を深めていました。QPS研究所のブースではQPS-SARが実際に観測したSAR画像と、会社の歴史についてパネル展示でご紹介をさせて頂きました。

QPS研究所の展示ブース。セッション会場入口のすぐ真横で、多くの方にお立ち寄りいただきました。

今回のイベントには宇宙ビジネスに関心のある学生の方々が日本中から多く来場されました。協賛社と学生によるプレゼンテーションイベントも開かれ、私たちもQPS-SARプロジェクトの紹介や進捗についてご説明させて頂きました。学生によるプレゼンテーションのパートでは、自ら宇宙ベンチャーを起業するべく準備をしている方、そして学生向けの宇宙キャリアイベントを主催する方の2名の学生から発表が行われ、宇宙飛行士の若田光一氏から激励のメッセージが送られていました。

QPS研究所のプレゼンテーションの様子。多くの学生の皆さまにお集まりいただき感謝申し上げます。

ハイレベルな実績と実力を擁するものづくり企業が集積し、超小型衛星の分野で世界に名だたる九州工業大学が立地する北九州市。元よりこれら産・学のポテンシャルを擁しており、加えて“官”も一体となって宇宙産業を花開かせるべく、北九州市の強力なバックアップがイベントの随所に見られました。まさに「わが街、北九州市に宇宙産業を!」という熱い想いが肌で感じられました。今後の九州宇宙ビジネスキャラバンに一層期待が膨らみます。QPS研究所は、今後も九州に宇宙産業を根付かせる活動を推進してまいります。