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QPS研究所のサステナビリティ

iQPS

QPS研究所は日本の宇宙開発の先駆者らによって「宇宙産業を九州に根付かせる」ことを目的に2005年に創業され、2013年に創業者の愛弟子にその志とともに受け継がれました。
現在、QPS研究所はそのミッションを達成するためにQPS-SARプロジェクトを立ち上げ、その先の「宇宙の可能性を広げて人類の発展に貢献する」ことを見据えて邁進しています。
「誰一人取り残さない(leave no one behind)」持続可能でよりよい社会の実現を目指すSDGsの理念は、QPS研究所がQPS-SARプロジェクトや活動によって叶えたい未来と一致するものです。

SDGsのイメージ
QPS-SAR

SAR衛星プロジェクトでの取り組み

衛星データ活用で人類の課題を解決

1 貧困をなくそう 2 飢餓をゼロに 3 すべての人に健康と福祉を 6 安全な水とトイレを世界中に 7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに 8 働きがいも経済成長も 9 産業と技術革新の基盤をつくろう 10 人や国の不平等をなくそう 11 住み続けられるまちづくりを 13 気候変動に具体的な対策を 14 海の豊かさを守ろう 15 陸の豊かさも守ろう 16 平和と公正をすべての人に 17 パートナーシップで目標を達成しよう

QPS-SARは世界最高クラスの分解能・最高画質で観測でき、衛星36機のコンステレーションで、地球のほぼどこでも任意の場所を平均10分間隔で観測することができるようになります。
いわば、準リアルタイムマップともいうべき新しいインフラを作れる可能性を持つこの衛星データは、未来を大きく変える力を持っているのです。私たちは人類の問題、課題を解決する様々なデータ活用方法についてパートナー企業と日々取り組んでいます。

<有事・災害時における状況把握>

悪天候時、夜間でも即時に状況を確認し、早期の被害把握・対策立案が可能です。

<社会の効率化>

農業・漁業の効率性・生産性を向上させ豊かさを守ります。建物や線路能のインフラの劣化の早期発見。

<国・地域の経済予測>

グローバルな経済動向や状況変化を可視化することによる将来予測が可能になります。

衛星開発で地域の発展を

8 働きがいも経済成長も 9 産業と技術革新の基盤をつくろう 11 住み続けられるまちづくりを 17 パートナーシップで目標を達成しよう

QPS研究所は創業者たちが2000年はじめから宇宙技術を伝承し育成してきた北部九州を中心とする、全国25社以上のパートナー企業と一緒に衛星開発を行なっています。

九州から宇宙へ

九州にはロケット射場、宇宙工学を学べる教育の場、研究機関があり、そして自動車産業等で培った高い技術を持つものづくり企業があるのに、打上げられる衛星やロケットは九州外で作られていたため、QPS研究所創業者らはこの地で宇宙製造業ができれば、九州が宇宙の集積地となると考え、九州行脚をして熱い想いを持つ仲間を増やしてきました。そして、九州のその稀有ともいえる土台はその想いとともに現社長に受け継がれました。
「宇宙の仕事をしたい」と思う人材をさらに九州に呼び寄せ発展させたいと考え、世界でも難しいと言われたSAR衛星の小型化というQPS-SARのプロジェクトを立ち上げたのです。この地の製造技術を失わせることなく、次へと伝承され、さらなる地域の発展に繋げるために尽力します。

衛星開発で担う責任

12 つくる責任 つかう責任

QPS-SARは設計寿命は5年で、運用終了後は宇宙デブリ対策として、速やかに衛星を軌道から離脱して大気圏に突入できるように3号機以降スラスターを搭載しています。

宇宙のゴミ問題

世界の宇宙開発は年々勢いを増し、打ち上がるロケット、衛星の数が増え続ける一方で、宇宙ゴミの問題が深刻化してきています。QPS研究所創業者の八坂哲雄も衛星開発の上でスペースデブリが将来大きな脅威になることを危惧し、世界の動きに日本が残されないように1990年に立ち上がった社団法人日本航空宇宙学会のスペース・デブリ研究会で活動し、1997年には一般の方向けに「宇宙のゴミ問題」という本を出版しました。
国際的なガイドラインで、低軌道衛星の運用者はミッション完了後に25年以内に衛星を軌道から離脱させ大気圏に突入させることが薦められていますが、現在は従来の25年から5年に短縮する新ルールも検討されています。

ACTION

QPS研究所の取り組み

4 質の高い教育をみんなに

QPS研究所は次世代を担う子どもたちに宇宙産業に興味を持ってもらうため、学校講演会やコラボワークショップ、宇宙に関する企画展などの教育イベントに積極的に参加&実施しています。

現在までの主な活動

2020年12月〜2021年2月にQPS研究所初の企画「SPACE ENGINERRING SCHOOL 宇宙エンジニアになろう」@福岡市科学館。QPS研究所社員、地場のパートナー企業エンジニアによる合計28回の技術講座実施。来館者は約5000人、講座参加者は合計で464名。
2021年10月「FUKUOKA SPACE EXPO」@福岡空港
2021年11月 宗像市「子ども大学」の「宇宙開発技術者コース」
2022年1月 ANAグループ主催「空と宙『こどもSTEAM教室」にて宇宙開発コースを担当。
2022年9月 ISTS久留米で展示、講演会に参加

5 ジェンダー平等を実現しよう

2022年、QPS研究所は女性の活躍推進に積極的に取り組む企業として 「えるぼし認定(2つ星)」を取得しました。

基準適合一般事業主認定通知書 女性が活躍しています!

「えるぼし認定」は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)」に基づき、女性の活躍に関する取り組みの実施状況が優良な企業に与えられるものです。QPS研究所は「採用」「労働時間等の働き方」「管理職比率」「多様なキャリアコース」の項目が規定の水準に達していることが評価され、3段階中の2段階目である「2つ星」に認定されました。今後も女性の活躍を推進するとともに、多様なスキルや知見を持った人材が存分に活躍できる職場環境の整備に努めます。

QPS研究所 SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS

私たちは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。